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[nikomat 37917] Re:ボケ部分の情報量



丹後屋す

井桁さん:

> > 銀塩写真では,ボケた部分は,情報が拡散しつつぎっしりと詰まった
> > 無数の点像(フィルム上にはボケた広がりのある面として再現されてます)が
> > 重畳した映像です.しかも,被写体上の一点Pが例えば2mmの錯乱円となっても,
> > その2mmの円上には,点P以外の前後上下左右無数の点の様々な径の錯乱円が
> > 重なっているわけで,どうも画家が下手であれば下手なほどその重畳を
> > 上手く再現できないようなのですね.つまり情報量を再現できていない.
> 
> 量を再現という表現はいただけません^^;

ははーっ
情報を捨てている,あるいは
情報量を減らした形でしか再現できていない
とすべきか

> 
> 理由を考えてみました。
> 1)人間の作業は、空間的に制限されるので、基底関数として、
> デルタ関数とか、階段関数になってしまうが、
> ボケボケは、Sincとか、エルミート多項式とか定常関数が
> ちょっと局所化したもので簡単に表現されるので、
> むずかしい。

これ以上は補正できない「離散化による誤差」の部分,ということすか?

#Sincってなんでしたっけ?

> 2)人間の脳として、すでに上とおなじような限界がある。
> 3)脳の限界なのだが、それは、脳の起源ではなく、1)の
> 原因である人間の局所性から学習されたものである。

学習かあ.それまでの絵画って,パンフォーカスなんですね.
風景画にしろ人物画にしろ.
昔話題になった複数枚のピントをずらした画像から
パンフォーカス画像をつくるように,
人間は,網膜上でピントを送って,
キャンパス上には全面ジャスピンの絵しか描かない.
そもそもレンズが作る一枚の映像のボケの部分の描写を
肉眼で網膜上に映しそれを認識するのは難しそうだし.

> 
> > 同じように,デジタル写真のボケをみていると,
> > どうもそんな感じがしてならない.
> 
> こっちは、人間と違うように思います。
> 表現としてボケボケじゃないところをうまくあらわされるように
> しているので、ボケボケが得意じゃなくなるってだけかと。

こっちは単なる技術の問題でしょうかね.
杉山さんが,インクジェットプリンターの能力(現在の),
という回答を寄せてくれてますね.

やぁりんはナイキスト周波数で説明してくれてます

人間とは違うのだけれど
サンプリングの限界とか,人間の再現力の限界とか,
どうも切り捨てているところになにか共通性があるような気がします.