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[nikomat 9550] Re:ドイツ



すぎやま@ちょっと心配です
At 6:50 PM +0200 99.10.25, Franz Saeki wrote:

>●アルコール度13%のカビネット?
> まず、ドイツワインの等級ですが、70年のワイン法(施行は
>71年から)でようやく定量的に定められました。カビネットに
>関して言えば、補糖が許されないプレディカーツワインと呼ばれ
>る等級グループの最下位に位置しています。その等級は収穫時の
>ブドウの糖度で決められます。それぞれの等級には最低糖度が定
>めらており(あくまで最低のみ)、それ以上の糖度を持ったブド
>ウから造られたワインには、基本的にそれぞれの等級を名乗る権
>利があります。
> カビネットですが、その糖度辺りのブドウから造られるワイン
>(辛口)はアルコール度数はせいぜい9%。前述の様に、最低糖
>度が定められているだけであって、2等級上のアウスレーゼ規格
>のブドウを使ったワインをカビネットと表示出来ないことはあり
>ません。事実、甘口ワインではこの様なことはまま有ります。し
>かし辛口ワインでは話が違います。
> ドイツワインの場合、販売する前に、各地の公認の検査機関に
>よる官能検査が有ります。ここではそれぞれのラベルに記載され
>ている内容に相応しいワインかどうかチェックされます。
> 通常、リースリングの辛口の場合、前述のようにせいぜい9%
>〜10%程度です。そして、そのようなワインが基準とされてい
>ます。ここに突然13%のリースリングがカビネットとして出さ
>れても、まず確実に検査をはねられます。これがシュペートレー
>ゼとかアウスレーゼと表示があれば別です。

ぼくの記憶ではKloster Eberbachでは10.5-11%のリ-スリングが普通にあるはずです。
間違っているとしたらカビネットでなく、加糖されたクオリテートかもしれませんが、
多分あります。

> でも本当に13%のリースリングのカビネットというのは珍し
>いので、宜しければ銘柄でもお教え下さい。

ぼくの数値の勘違いでないといいのですが、
Franken では幾つか飲んだと記憶しています。
例えばStaat KelleriのWuerzburg Steinberger Riesling(綴り不安)とか。
Ausleseは買うことがまずないので、Kabinettでいいはずです。

こういう風に書いてしまうとアルコール度数マニアみたいですが、
知らない2つの銘柄で迷った時には度数で決めてます。
同じ畑のもので、収穫年度で迷った時も度数で決めてます。
自分が好きな銘柄のトロッケンを国内で見つけても、
必ず向こうで飲んだものよりも甘く、それを裏付けるようにアルコール度数も低い。
同じ銘柄でも佐伯さんが書いているよう甘いものが輸出されているのだと思います。
だからアルコール度数しか指標がなく、度数表示過敏症になってます。

無論、選ぶのは試飲に尽きると思います。いろんな理由で....